ご 挨 拶

静岡化学工学懇話会
   会長(平成22,23年度) 須藤 雅夫
(静岡大学工学部 物質工学科)

 昨年、20周年を議論していて、1年早とちりしました。平成4年に設立してから、18年が過ぎ平成23年度は19年目になります。この3月に化学工学会から知らせがあり、「平成22年度の地域CT賞」を受賞した旨連絡がありました。これは、化学工学会の地域貢献活動で顕著な成果があった団体・個人に贈られるもので、静岡化学工学懇話会の18年間の活動を認めていただいたものです。まだ、正式な文書などは来ていないのですが、悲観的な事項が多い中で、ほっとする、また本当にうれしい吉報でした。

 3月の初めに化学工学会の第13回学生発表会で秋田大学に出かけました。これは、高等専門学校の専攻科学生、高等学校の理科クラブの生徒と大学の四年生までの学生に限定した発表会です。開始当時は東北大学の先生方が中心となって東北地区で始まりました。東海支部が協賛したのは、須藤が東海支部長の時から6年間続いています。東海支部からは沼津高専が古くから、また最近ですが静岡大学が参加しています。四年生の大学以外での発表は、ほとんどありませんので、10分間の発表は結構大変緊張するようです。私が四年生に期待しているのは、自分たちの卒業研究を口頭発表することで、他大学などの学生の発表と比べ競い合う貴重な他流試合になることを願っています。

 昨年度のご挨拶で、静岡化学工学懇話会を地域での様々な分野に貢献できないかということを書きましたが、また仕組み作りも始めたいとも書きましたが、出来ていません。欲張りすぎたかもしれません。イメージを整理してみると、

  対 象 :1)中学生、高校生、 2)一般、 3)理科教育教師
  参加人数 :1)10人、 2)30人
  内 容 :1)講演、 2)実習
  担当者 :1)静岡化学工学懇話会会員(教員、企業人、他)、 2)行政
  会 場 :1)大学、 2)会議室
  参加費 :1)無料が参加者が集まる、 2)材料費程度
  日程・時間 :1)土曜日、 2)2時間、 3)数カ月に1回程度
  企画名称 :1)「市民講座:身の回りの化学技術」、
        2)「理科講座:役に立つ化学技術」
        3)「市民理科倶楽部」

参加者集めが難しそうですが、複数のルートで実施してみてはと思います。

                                                   以上



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