静岡大学工学部 化学バイオ工学科 バイオ応用工学コース

コースの理念

バイオ応用工学コースの目標

bio experiment

本コースでは、無機化学、有機化学、物理化学、化学工学といった一般的な物質工学の基礎学問に加えて、生物化学、生体機能分子工学、酵素工学、生物化学工学といったバイオに関わる専門的な学問を学ぶことで、化学と生物工学を融合させた新しいバイオ技術の開発を通じて「生物からのものづくり」に挑戦することができる人材を育成します。

コース設置の必要性と経緯

21世紀は地球環境にやさしいバイオ技術の時代であるとして、将来の産業分野としてバイオ関連分野が注目されています。東海地域は食品・医薬品産業の盛んな地域であるとともに遠州地域および名古屋を中心とする東海地域に化学をベースとしたバイオ産業創生の取組みが化成品メーカーにより行われつつあります。しかし、浜松地域でバイオ技術を教育する教育機関がなく、その整備が喫緊の課題となっています。本コースでは化学教育を基盤とし、化学と生物工学を融合させた新しいバイオ技術開発ができる人材の育成を行います。

本コースは、改組前の物質工学科材料科学コースの高分子・分子触媒分野と化学システム工学コースのバイオ分野、ならびに農工融合を目指して農学部との連携により新たなコースとしたものです。